ノンニッケルは金属アレルギーの方向けの商品ですが、アレルギー症状が「まったく出ない」とは言い切れません。
本記事では、ノンニッケルの特性を詳しく解説します。
金属アレルギー発症のリスクをより抑えられる、チタンやサージカルステンレス(SUS316L)との比較もしていきますね!
ノンニッケルとは
ノンニッケルの用語の意味
「通常のアクセサリーと比較してニッケルの量を抑えたもの」程度の捉え方
「金属アレルギーの方でも安心!ノンニッケルアクセサリー」という表記を見かけたことはありませんか?
「ニッケルが全く含まれていないから安心」と考える方もいますがこれは大きな誤解です。
「ノンニッケル」という用語の意味を知って、安心して身につけられるアクセサリー選びに役立ててください。
「ニッケル」とは幅広い製品で使用される金属のひとつ

ニッケルはスマホや100円硬貨など、私たちの生活に欠かせない製品に多く使われている銀色の金属です。
水に強く海水でも錆びにくいという特性を活用するために、鉄や銅など他の金属と混ぜ合わせて、合金としてよく使用されています。
またメッキの素材としても優秀なため、アクセサリーの素材のひとつに「ニッケル」表記を見かけたことがあるという方も多いでしょう。
しかし便利な特性を持つ反面、ニッケルは金属アレルギーを起こしやすい素材としても知られています。そのためEUでは、アクセサリーに使用できるニッケルに制限があるほどです。
日常に多く存在する金属のため、現在アレルギーを発症していない方も十分に注意しましょう。
「ノンニッケル」でもニッケルが全く含まれていないわけではない

ノンニッケルとは、本来「ニッケルを含む素材を使わない製品」という意味で使われます。
規制の厳しいEUでは、
- メッキの中にニッケルを使用していないか
- 金属の中にニッケルが含まれていないか
- 溶出量検査などの業界基準を満たしているか
という基準が明確に示され、これらをクリアしないと「ノンニッケル」を名乗ることはできません。
しかし日本には上記のような規制がありません。実質的に各メーカーの判断に委ねられており、ニッケルが含まれているアクセサリーも「ノンニッケル」として販売されている現状があります。
日本におけるノンニッケルは、「通常のアクセサリーと比較してニッケルの量を抑えたもの」程度に捉えておき、アレルギーの方は十分に注意しましょう。
「ニッケルフリー」との明確な違いはない

日本ではノンニッケルとニッケルフリーに明確な違いはありません。
ショップによっては、以下のような使い分けをしていることもあります。
- ノンニッケル=ニッケルを含む素材を使わない製品
- ニッケルフリー=ニッケルをできるだけ使っていない製品
しかし、どちらにも明確な規制がないことは共通しています。
心配な方は購入前にメーカーへ問い合わせてみましょう。
ノンニッケルのアクセサリーを身につけるときの注意点
トラブル回避の注意点
ノンニッケルのアクセサリーを着用するとき注意すること
ノンニッケルのアクセサリーの着用には、いくつかの注意点があります。知らずに身につけているとトラブルにつながるケースもあるため、把握したうえでおしゃれを楽しみましょう。
錆びやすく変色しやすいといった可能性がある

ノンニッケルのアクセサリーは、ニッケルを使用したものと比較して錆びやすく変色しやすいといった可能性があります。
ニッケルは水や汗に耐性を持たせたり、細かいデザインであってもきれいにメッキをしたりする目的で使われるため、含有量の少ないノンニッケルではその恩恵を受けにくいためです。
メーカーも技術の向上を続けていて、ノンニッケルだからといって必ずしも劣化が早いとは限りませんが、上記のような傾向があることは注意しておきましょう。
つけっぱなしには向かない

ノンニッケルのアクセサリーは、24時間つけっぱなしにする用途には適しません。
ノンニッケルと表記されていてもニッケルは含まれているため、アレルギーの発生リスクを抑えるために、水や汗が付着したらすぐに拭き取ることをおすすめします。
汗をかきにくい秋~冬の外出時に限って身につけ、帰宅したらすぐに外すなど上手におしゃれを楽しみましょう。
金属アレルギー発症のリスクがゼロではない

通常のアクセサリーに比べて量は抑えられているとはいえ、ノンニッケルと記載があっても含まれているニッケルがゼロとは限りません。
日本には明確な規制がなく、含有量の基準は各メーカーに委ねられているためです。
ニッケルアレルギーの方は、ごく少量のニッケルにも反応してしまう可能性があるので、通常のアクセサリーと同様に十分注意して選びましょう。
中にはまったくニッケルを使わずにアクセサリーを製造しているメーカーもあるので、気になる方は問い合わせてみることをおすすめします。
ノンニッケルと他の素材との違い
ノンニッケル以外の素材も
チタンやサージカルステンレスも金属アレルギーの方におすすめ
ノンニッケル以外にも金属アレルギーの方におすすめの素材として、チタンやサージカルステンレスがよく挙げられます。
この2つの素材とノンニッケルとの違いを見ていきましょう。
ノンニッケルとチタンの違い

金属アレルギーの方でも安心して身につけられる素材の一つにチタンがあります。ノンニッケルとの違いを比較してみましょう。
なおここで紹介するチタンとは、「純チタン」「ピュアチタン」と呼ばれる金属です。チタン合金やチタンメッキとは特性が異なるため、注意してください。
| チタン | ノンニッケル | |
|---|---|---|
| 錆びやすさ | 錆びにくい | 錆びやすい |
| 変色のしやすさ | 変色しにくい | 変色しやすい |
| つけっぱなしにできるか | できる | 適さない |
| アレルギー発生リスク | 発生しにくい | 発生リスクあり |
チタンはインプラントや人工関節など、体内に埋め込む医療器具に使用されている素材です。アレルギーを起こす可能性はゼロではありませんが、ノンニッケルと比較すると非常に少ないといえるでしょう。
ノンニッケルとサージカルステンレスの違い

チタンと同様に、金属アレルギーの方におすすめの素材がサージカルステンレスです。ノンニッケルと比較してみましょう。
| サージカルステンレス | ノンニッケル | |
|---|---|---|
| 錆びやすさ | 錆びにくい | 錆びやすい |
| 変色のしやすさ | 変色しにくい | 変色しやすい |
| つけっぱなしにできるか | できる | 適さない |
| アレルギー発生リスク | 発生しにくい | 発生リスクあり |
ステンレスにもニッケルは含まれますが、サージカルステンレスは耐食性を高めているため、ニッケルが溶け出しにくくなっています。
チタンと同様に医療器具にも用いられる素材でもあり、アレルギーの発生リスクは少ないといえるでしょう。
ただし「サージカルステンレス」という表現には、ノンニッケルと同様に規格や規制がありません。アレルギー対策をするなら、JIS規格で定められた316L(SUS316L)の表記があるアクセサリーを選びましょう。
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